全ての事業主体の喫緊の課題としてDXが産業界に要請されている。「DXなくして日本の明日はない」との国の危機感からであろう。
講演では、先ずLean方式の名で世界に知られたトヨタ方式（TPS）を紹介し、IT高度化、DX取組み事例を紹介する。TPSは生産現場だけでなく、トヨタでは設計、販売など広く適用され、ソフトウェアファーストとして、MaaSなどの新事業にも適用されつつある。
紹介する経産省「DXレポート」の“2025年の崖”は、DXの取り組みの有無で、日本経済が毎年、12兆円損をするか、将来GDP130兆円超の押上げを享受するかを意味する。自社組織の業種業態に合わせたDX取組みにご参考頂きたい。

◆◆　講師経歴　◆◆

・九州大学工学修士終了、トヨタにて生産技術開発、PA/FA大規模制御情報システム構築。
・1995年まで物流改善とトヨタ産方式(TPS)のIT化。マイコン/IT人材育成事業推進。
・95年より経産省プロジェクトに参加。2000年東京本社にてトヨタのCEO,CIOを補佐して国のIT化施策の支援活動。「電子商取引推進協議会（ECOM）」会長の張トヨタ社長補佐。
・その他：IT関連NPO（PKI,CRM協議会）、大学非常勤講師、名古屋大客員研究員、学会理事
・トヨタ退職後04年より名古屋工大客員教授（～08年）、九州工大客員教授（～15年）

・現在はESD21代表理事、TMS＆TPS検定協会などNPO理事

◆◆参考資料◆◆