1.市町村災害情報共有システム
~防災・減災対応に必要な様々な情報を一元的に閲覧できる災害ポータルサイト~
(国研)土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)主任研究員 傳田 正利 氏
洪水災害や土砂災害は、降雨開始から発災まで時間的猶予があるため、この時間内に様々な情報を活用して、防災・減災対応を行うことが可能です。
そこで、市町村の防災担当者や水防団、区長および住民が、防災・減災対応に必要とされる様々な情報を一元的に閲覧できる「災害ポータルサイト」を開発しました。このサイトでは、想定浸水区域や過去の浸水域などのリスク情報、ならびに気象情報や水位情報、現地状況写真などのリアルタイム情報など最低限必要な情報が閲覧可能です。これにより、市町村の防災関係者が、必要な情報を正確かつ迅速に把握し共有し、ひいては平常時から緊急時までの防災・減災に資することを目指します。