豪雨や台風の際、自治体職員や水利管理者は、用水路の樋門(取水ゲート)の状況を確認するため、増水した危険な現場へ赴く必要がありました。この「確認のための現地移動」は、職員の安全確保と業務負担の両面で大きな課題となっています。私たちは、2022年から国土交通省主催の浸水センサ実証実験に参加し、全国各地で導入・検証実績を重ねてきた浸水検知システムのセンサメーカーです。本講演では、リアルタイムで水位を把握できるセンサを用水路内に設置し、遠隔地から樋門の開閉状態を確認・報告する活用事例をご紹介します。実証を通じて、現地へ足を運ぶことなく樋門の開閉状況を判断できることを確認しており、安全性の向上と管理業務の効率化につながる新たな水利管理のあり方をお伝えします。