九州地方整備局 総括防災調整官 工藤 勝次氏
近年では、毎年のように全国各地で自然災害が頻発化・激甚化し、甚大な被害が発生している。特に、九州地方では、地形・地質・気象などの自然条件から多様な災害リスクを抱えている地域となっている。近年での九州の災害としては、平成28年4月熊本地震による災害、平成29年7月九州北部豪雨による災害、令和2年7月豪雨による筑後川流域や球磨川流域での災害、そして昨年も6月下旬から7月上旬の豪雨による緑川流域や筑後川流域での災害が発生するなど、気候変動による雨の災害としては平成29年から7年連続で大規模な災害に見舞われ甚大な被害が発生し、様々な防災・災害対応を行っています。本講演では、国土強靭化等につながる九州地方整備局の日頃の防災の取り組みや令和6年1月の能登半島地震への対応等についてご紹介します。 また、様々な関係機関や住民との連携の取り組み、復旧・復興の迅速化・効率化に資する防災情報や防災DXの取り組みについてもご紹介します。