九州農政局 農村振興部 防災課長 秋山 英和氏
近年、気候変動の影響により気象災害は、激甚化・頻発化し、農業関係の被害は増加傾向にあります。
特に、農業用ため池については、平成29年の福岡県朝倉市を中心とした九州北部豪雨、平成30年の中国・四国地方を中心とした西日本豪雨、令和2年の熊本県人吉市を中心とした令和2年7月豪雨、福岡県や佐賀県で被害が多かった令和5年7月豪雨と、毎年のように被災し、下流に被害を与えています。
こうした状況を踏まえ、現在、農林水産省が取り組んでいる農業用ため池の防災・対策対策についてお話いたします。