熊本保健科学大学 防災・減災教育支援室 教授 佐々木 千穂氏
熊本保健科学大学は、熊本地震前から熊本市内の他大学と連携し、減災型地域社会のリーダーの養成を行い、減災や防災の知識や技術を身につけた保健医療職を社会に排出することで地域貢献を行なってきました。
平時から発災時には、どのような対策が必要かつ有効であるか、地域と繋がり、共に学び育つプログラム構成を心がけています。
本講演では、災害時の医療機器・福祉機器の電源喪失や水難を含めた災害科学に関する事例をベースに、「もしも、まさか」の事態に備える「人に優しい製品開発」をご紹介します。
ため池に落水した際に、一人でも陸へあがることができる防災型のブロックマットは、
昨年度、(一社)水難学会による実証実験でも安全性が確認されました。
(https://youtu.be/l_OPCb8Tirs?si=bZGhslc7g9vL7jFg)。
また、自立型電源を備えたソーラーハウスなどは、発災時に人工呼吸器などの医療・福祉機器の電源確保が成され、大切な命を繋ぐことができます。
(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1759399.html)。
建設・土木の現場に活かす、フェーズフリーかつ防災・減災に有用な製品開発は、これからのインクルーシブな社会・街づくりに貢献します。
本講演では、共に地域で育ち、地域で暮らす、生活者としての視点から、製品開発に期待する点や教育研究に関する取り組みについての紹介を行います。本学ブースの方でも様々な展示を行っていますので、ブースにも是非足をお運びください。
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